東大と皇大が成果発表 玉城町の町づくりなど滞在研修 三重

【研修成果を発表する学生ら=玉城町役場で】

【度会郡】三重県玉城町で今月13日から、福祉や農業、町づくりなどの現場で研修する宿泊体験学習があり、東京大学と皇學館大学の学生9人が同町に滞在して取り組んだ。最終日の23日には、辻村修一町長や関係者らを前に、学生が自分の学んだ成果を発表した。

東大は、今までの生活と異なる文化や価値観に触れる体験活動プログラムを実施し、同町で行うのは7年目。皇大は平成28年から、同町で伊勢志摩共生学実習に取り組んでいる。

13日から東大2年の安藤元太さんが来町し、保育実習や産直体験をした。20日から皇大3年生8人が加わり、福祉研修や農業体験、田丸駅アンケート調査などを行った。

発表会では、東大の安藤さんが同町の農業や福祉、教育の現状や取り組みを紹介。自律的に行動できる生徒の育成を目指し、地域と連携した生徒主体の取り組みを考えることや、後継者問題では農業に興味のある人材と廃業しようとする農家をマッチングする事業を提案した。

皇大生は2チームに分かれ、同町の魅力と課題、知名度アップの方法をテーマに発表した。歴史的な建物や特産品などたくさんのアピールポイントがあるが町の中だけで完結してしまっていると指摘し、解決策として道の駅を造ることを提案。「住民と観光客が直接触れ合って玉城の魅力を外側に発信する場が必要」と述べた。

辻村町長は全員に修了証書を手渡し、「社会に出たら現場の声に耳を傾け、人と人とのコミュニケーションを大事にしてもらいたい」と激励した。