細川選手「もう一度、舞台に」 東京パラまで1年、鈴鹿でイベント 三重

【「みえ勝ち飯」の感想を語る(右から)細川選手、川森社長、堀口さん=鈴鹿市神戸3丁目で】

東京パラリンピックの開幕を1年後に控えた24日、三重県は鈴鹿市神戸3丁目のスーパー「ぎゅーとら鈴鹿エース店」で、記念イベントを開いた。紀北町出身の水泳選手でパラリンピックへの出場経験がある細川宏史選手(47)がトークショーに出席。「もう一度、舞台に上がりたい気持ちがある」と、東京パラリンピック出場に向けて抱負を語った。

東京パラリンピックに焦点を当てた県関連のイベントは初めて。アスリートへの栄養指導に取り組む「味の素」と県が、県産食材を使ったメニューを展開する「みえ勝ち飯」をアピールしようと開いた。

細川選手は21歳のときに交通事故で車いす生活となったが、その後も水泳を続け、シドニーとアテネのパラリンピックに出場。来年3月に開かれる東京パラリンピックの選考会に向けて練習に励んでいる。

この日、細川選手は「最初は車いす生活を受け入れるのは大変だったが、仲間に誘われて水泳を続け、同じ境遇の人たちと水泳をしたことで初めて障害を受け入れることができた」と振り返った。

パラリンピックの選手村では「極力、日本風の物を探して食べるようにしている」と紹介。出場の醍醐味(だいごみ)について「大勢の応援や歓声を受けながら泳ぐことができる。会場もすごい(広い)」と語った。

トークショーには、市内でシイタケを栽培している鈴鹿山麓夢工房の川森浩社長(58)も出席。東京オリンピック・パラリンピックの選手村に食材を提供する条件となるGAP認証を取得したことを紹介した。

川森社長は「取得には200以上の項目をクリアする必要があったが、取得に向けて取り組んだことで社員の意識が変わった」と振り返った上で「世界の選手に日本のシイタケのおいしさを伝えたい」と語った。

また、細川選手らは県産豚肉を使ったチンジャオロースなど「みえ勝ち飯」の3品を試食。みえの国観光大使でトークショーの司会を務めた堀口文宏さんは「東京では味わえないレベルの高さ」と絶賛していた。