案内時の大地震に備え対応学ぶ 伊勢の観光ガイドら防災研修

【防災アドバイザーから講習を受ける伊勢の観光ガイドら=伊勢市楠部町の市防災センターで】

【伊勢】伊勢市で活動する観光ガイドらを対象とした防災研修が23日、同市楠部町の市防災センターで開かれた。ガイドらが、客の案内時に大地震などの災害が発生した際の心構えや対応などを学んだ。

市内8つのガイド団体でつくる伊勢たびナビの会が初めて実施。伊勢神宮内宮・外宮などを案内する56人が参加した。

研修では市危機管理課防災アドバイザーの山口守さんが講師を務めた。山口さんは、東日本大震災による津波被害などをスライドで紹介した後、南海トラフ地震による市内の被害想定を説明。市内で震度6弱―7の地震が起き、市中心部の外宮には、地震発生から最短3時間48分で約50センチの津波が到達するとし「観光客は土地の状況が分からない。まず身を守る行動をとり、安全な場所に避難を促して」と話した。

内宮周辺や二見、河崎地区など主な観光地周辺の被害想定と避難場所も示しながら「防災マップはあくまで目安。想定にとらわれず、それ以上のことを考え最善を尽くして」と呼び掛けた。

同会の阿形智恵子会長(78)は「学んだことをもとに一人一人が自己研さんし、有事に対応できるよう日頃の活動に生かしてほしい」と話していた。