三重大生、疼痛治療学ぶ 鈴鹿医科大で合同体験型学習 三重

【きゅうについて学ぶ学生ら=鈴鹿市南玉垣町の鈴鹿医療科学大学白子キャンパスで】

【鈴鹿】三重県鈴鹿市南玉垣町の鈴鹿医療科学大白子キャンパスで21日、三重大との合同体験型実習が始まった。23日までの3日間で、両大学の2年生を中心とした約60人が医療連携を通じた疼痛治療の基礎を学ぶ。

両大学は平成29年度から合同で、文科省の「課題解決型高度医療人材プログラム」による「地域総括役社会のための慢性疼痛医療者育成事業」に取り組んでいる。

5年間の事業で「慢性の痛み」という課題に向け、薬や手術だけでなく、理学療法や心理的な問題を含め、総合的なチーム医療で解決にあたるための医療従事者を育成するのが狙い。

同事業推進プロジェクトリーダーの1人、三重大学大学院医学系研究科麻酔集中治療学の丸山一男教授(62)は「学生時代から痛みの要因を複合的に理解することが、高度な医療従事者を育てることにつながる」と話す。

この日は、腰痛や筋肉痛の起こる仕組みや漢方薬の効果について学んだほか、4班に分かれてはりやきゅうなどの体験をし、東洋医学を用いた治療についての知識を身につけた。

受講生の一人、三重大医学部看護学科2年生の竹ノ内郁美さん(20)は「痛みが不安に関係することを知り、患者の心のケアもできる看護師になりたいと思った」と話していた。