伊勢 「不自由さ気づいた」 高齢者や障害者の動作 子どもらが疑似体験 三重

【装具を着けて高齢者の視野や動作を疑似体験する子どもたち=伊勢市小木町のイオンタウン伊勢ララパークで】

【伊勢】視野が狭くなるゴーグルや重りなどを着け、高齢者や障害者の動作を疑似体験する福祉体験会が21日、三重県伊勢市小木町のイオンタウン伊勢ララパークで開かれ、市内の小学4年―高校3年の19人が参加した。

子どもたちに福祉への関心を高めてもらおうと、市社会福祉協議会が企画。日常的な買い物の場面で、高齢者や障害者の目線を体験してもらうため、初めて商業施設で実施した。

子どもたちは、関節が曲がりにくくなるサポーターやヘッドホン、重りの入ったスリッパなど右半身が不自由な高齢者を想定した計4・8キロの装具を身に着けて体験。2人1組となり、装具を着けた児童生徒をもう1人が介助し、施設内の階段を上り下りしたり、スーパーや店舗を巡り「下が見えない」「よく聞こえない」などと声を上げた。車いす体験もあった。

社会福祉士を目指すという県立明野高校1年の西村百桃(もも)さん(15)は「周りの音が聞こえない怖さや棚の奥の方に手が届かないことなど、普段考えてもみなかったことにいろいろ気付かされた。困っている高齢者がいたら手助けしたい」と話していた。