豚コレラ対策費を計上 三重県知事、補正予算案提出へ 9月定例月会議に

【定例記者会見で、豚コレラの対策費を補正予算に計上すると明かす鈴木知事=三重県庁で】

鈴木英敬三重県知事は21日の定例記者会見で、野生のイノシシや養豚場で感染が確認された豚コレラの対策費を、9月定例月会議に提出する一般会計補正予算案に計上する考えを示した。ウイルスの媒介が指摘される野生イノシシの侵入対策や風評被害の防止策に充てる。新たに養豚場での感染が確認された場合を想定した初動対応の費用も盛り込む。

県は本年度当初予算で家畜衛生関連の2事業に計8千万円を計上し、豚コレラ対策に充ててきたが、予算が枯渇しつつあるため補正を決めた。貯金に当たる財政調整基金の一部を財源に充てるという。

9月18日の県議会本会議に提出する予定。総額は明らかにしていない。侵入防止柵の設置や発生農場が受ける融資の利子に対する支援、感染した豚肉が流通しないことを啓発する風評被害対策などに充てる。

養豚場で豚コレラが発生した場合に実施する殺処分などの費用も盛り込む。当初予算では同様の費用を計上していなかったが、県内の養豚場で発生したことなどを受けて補正予算には盛り込むことにした。

鈴木知事は養豚場での発生を想定した費用の計上について「新たな感染を許容するわけではないが、費用がかかるのは事実。万が一の事態に備え、計上せざるを得ないと思っている」と述べた。