障害児の学習・就労支援 三重県と「りたりこ」協定 来年出店

【協定書に署名した長谷川社長(左)と鈴木知事=三重県庁で】

三重県は21日、発達障害児向け教育支援などのサービスを手掛ける「LITALICO(りたりこ)」(東京)と包括連携協定を結んだ。同社はこの締結に合わせ、来年前半にも未就学児向けの療育を提供する「りたりこジュニア」を県内に初出店すると発表した。

同社は平成17年に開業し、障害に合ったやり方で働けるように研修する就労支援施設や、子どもの個性に合わせた学び方を用意する学習教室を運営。全国で約200事業所を展開する。県が障害児への支援を強化するため、協定締結を同社に打診した。

協定では、障害のある子どもらの学習や就労を支援するために協力すると約束。互いの研究データを活用し合う。協定に基づき、県立高校の教員を対象にした研修会の開催や同社の事業所の視察を計画するほか、同社から障害者雇用に関してアドバイスを受ける。

長谷川敦弥社長は県庁で開いた協定締結式で「より良い実践ができるよう取り組む。ノウハウを生かすだけでなく三重をモデル地域にしたい」とあいさつ。県内に「2020年の前半に初めて出店する」と明らかにした。

鈴木知事は突然の出店発表に「大きなプレゼントをいただき、大変うれしく思う」と喜んだ。「子育ては幸せなときもあるが、大変なときもある。日々子どもと向き合う両親の思いを少しでも和らげ、さまざまなサービスを提供しなければならない」と述べた。