豚コレラ対策 ワクチン2度目の散布 きょうから北勢6市町 三重

三重県内外で豚コレラがまん延している問題で、県は20日、北勢の6市町で野生イノシシ向けの経口ワクチンを散布すると発表した。7月に続く2度目の散布。県内の養豚場で豚コレラが発生したことなどを受けてワクチンを散布する地域を広げるほか、散布する量も増やす予定。21日から散布する。

県は7月5日から同月中旬にかけ、感染が深刻な岐阜県境などに位置するいなべ市や桑名市、菰野町の百カ所で約千個の経口ワクチンを散布。養豚場で発生していない都道府県としての散布は全国初だった。

一方で経口ワクチンの散布後、いなべ市内の養豚場で県内では初めて豚への感染が確認されたことや、多くの養豚業者から散布を求める声が上がっていることを受け、今回は散布の地域を広げることにした。

今回は7月の3市町に加え、四日市、鈴鹿、亀山の3市でも散布する。これにより、散布する場所は165カ所に増える。経口ワクチンの数も前回の3倍以上に当たる3300個を散布するという。

県は昨年9月から、野生イノシシの定期的な検査を実施。6月25日に捕獲した野生イノシシで初めて感染を確認したが、7月1日に4頭目の感染が確認されて以降は新たな感染の確認はない。

鈴木英敬知事は20日のぶら下がり会見で「養豚協会などの関係者が非常に危機感を持っており、やれることは全てやる。経口ワクチンを効果的に散布し、今後も対策に全力を挙げる」と述べた。