RDF事故16年で追悼 来月で発電事業終了 安全祈願行事は継続 三重

【式典で「誓いのことば」を述べる鈴木知事(中央)=桑名市多度町で】

三重県桑名市多度町力尾の三重ごみ固形燃料(RDF)発電所で消防士ら7人が死傷した爆発事故から16年が経過した19日、発電所の敷地内で追悼や安全祈願の式典があった。RDF焼却・発電事業は9月に終了するため、施設の操業中に開かれる式典としては今回が最後。鈴木知事は式典後の取材に対し、安全祈願の事業を今後も継続させる考えを示した。

式典には、事故で死亡した消防士の遺族や事業を実施している県企業庁、施設を運営している富士電機、県議など約50人が出席。鈴木知事らが安全記念碑に献花した後、1分間の黙とうをささげた。

鈴木知事は「来月で焼却と発電を終えるが、安全と安定を最優先に運転することが務め。終了後も引き続き安全祈願行事を行い、決して風化させることのないようにする」とする「誓いのことば」を述べた。

鈴木知事は式典後の取材で、今後の安全祈願行事について「反省と教訓を決して風化させることなく継続したい」とした上で、具体的な方法については「遺族の意向を踏まえて最終的に決めたい」と述べた。

事業は北川正恭知事時代の平成14年12月に始まった。翌年8月、施設内にあるRDFの貯蔵庫で火災が発生し、消火作業中に爆発。消防士2人が死亡し、作業員ら5人が重軽傷を負った。