豚コレラ対策でドイツとリトアニア視察へ、三重県がきょうから

県内でも豚コレラの発生が確認されたことなどを受け、県は18―24日まで、岐阜県と共同で、対策の先進地とされるドイツとリトアニアで現地調査を実施する。県が豚コレラ対策で職員を海外に派遣するのは初めて。両国の先進的な事例を感染拡大の対策に役立てたい考えだ。

県によると、欧州でも過去に豚コレラの感染が広がり、野生イノシシの対策などで豚への感染拡大を防いだ経緯がある。一方、ワクチンのない「アフリカ豚コレラ」の感染が拡大しており、対策を進めている。

県は岐阜県から誘いを受け、現地調査を決めた。派遣されるのは、両県の職員や岐阜県が設置した有識者会議のメンバーら九人。県内からは紀州家畜保健衛生所の副所長で防疫衛生課長の平塚恵子氏を派遣する。

ドイツでは、ワクチンメーカーや農業省、動物衛生研究所などを視察する。リトアニアでは、アフリカ豚コレラの対策を進める施設や国立食品・獣医リスクアセスメント研究所などを訪れる。

県畜産課は「野生イノシシへの経口ワクチンを効果的に散布する方法や、養豚場の適切な衛生管理などを学んできてもらいたい。これ以上の感染拡大を食い止めるための対策に役立てたい」としている。