「平和への願いつなぐ」広島派遣の中学生報告 伊勢で空襲展 伊勢空襲の資料展示も

【伊勢空襲に関する資料などを展示した会場=伊勢市御薗町長屋のハートプラザみそので】

【伊勢】伊勢市御薗町長屋のハートプラザみそので17日、「非核・平和第41回空襲展」(同実行委員会主催)が始まった。太平洋戦争で当時の宇治山田市(現伊勢市)が米軍から攻撃を受けた「伊勢空襲」に関する資料展示や、広島平和記念式典に参加した中学生の報告会などがあり、来場者に戦争の悲惨さや平和の尊さを伝えている。18日まで。

報告会(市教委主催)には伊勢市が今月5-6日、広島に派遣した市内10校の中学生20人が参加した。

生徒らは被爆証言講話や原爆ドーム見学、同式典出席など広島での体験を語り、「今生きている私たちが原爆や戦争の悲惨さ、被爆者の想おもい、平和への願いをつないでいきたい」、「ピースメッセンジャーとして今回学んだことを多くの人に伝え、一人一人が平和な世界をつくるための一歩を踏み出すことができるようにしたい」などと述べた。

会場には、同市が昭和20年1月14日から終戦まで十数回の空襲を受けた記録や米軍空撮パネル、広島市民が描いた原爆の絵などを展示。大道芸のパフォーマンスやコンサートもあった。

乙守浩之委員長(51)は「平和な時代を生きている自分たちが未来の世代にも平和をつなぐ責任がある。空襲展で声なき声を聞いて感じ取り、戦争と平和について考えてもらえれば」と話していた。

18日には伊勢空襲体験者の講話や平和紙芝居、すいとん汁の試食がある。