大来皇女と壬申の乱 明和町・斎宮歴史博物館 10月5日から特別展

【斎宮歴史博物館開館30周年記念特別展「大来皇女と壬申の乱」のポスター】

【多気郡】斎宮歴史博物館は10月5日から、同町竹川の同館特別展示室で開館30周年・史跡斎宮跡指定40周年記念特別展「東雲(しののめ)の斎王 大来皇女(おおくのひめみこ)と壬申の乱」(伊勢新聞社後援)を開く。会期は11月10日まで。

大来皇女は、皇位継承を巡る壬申の乱に勝利した父の天武天皇から、皇祖神の天照大神を祭るため伊勢へ派遣された斎王。タイトルの東雲は「明け方」の意味で、斎王制度の始まりをイメージした。ポスター題字の「大来」は伝飛鳥板蓋宮跡から出土した木簡の文字を使っている。

国宝2点を含む約40件・約200点を出品。飛鳥時代の国宝「文祢麻呂墓出土品 墓誌・銅箱」は壬申の乱での功績が記されている。漫画家里中満智子さんの「天上の虹」複製原画も展示する。

記念講演会・シンポジウム「東雲の時代の女性たち~大和・出雲・そして斎宮~」を10月20日に同館講堂で開き、里中さんが講演する。無料。9月10日から往復はがきで募集する。締め切りは10月1日。

同館学芸普及課の岸田早苗主幹は「大来皇女は実在の明らかな初めての斎王。関連する実物資料がたくさん並ぶ。発掘でその頃の斎宮が明確になってきた」と来場を呼び掛けている。

観覧料は一般400円、大学生260円、高校生以下無料。問い合わせは同館=電話0596(52)3800=へ。