古道具にまつわる妖怪紹介 伊勢・賓日館で企画展 三重

【火鉢などの道具を妖怪に見立てた展示=伊勢市二見町茶屋の賓日館で】

【伊勢】伊勢市二見町茶屋の国の重要文化財「賓日館」で、企画展「昔の道具展・賓日館にいそうな妖怪展」が開かれている。9月1日まで。火曜休館。

同館が所有する明治―昭和初期の調度品と、古い建物や物にまつわる妖怪を組み合わせたユニークな展示。

火鉢や唐傘、肘を置いて安息するための「脇息(きょうそく)」などは、魂が宿る古い道具の妖怪「付喪神(つくもがみ)」、市松人形は幸せをもたらすという「座敷童子」、火鉢机は、夕方に知らぬ間に家に上がり込んでいる「ぬらりひょん」と合わせて紹介。約130年前に建てられた趣ある館内に、昭和初期を中心とした品々と、そこにいそうな妖怪の解説が並ぶ。実際に道具に触れる体験コーナーもある。

同館は「妖怪は、物を大切にすることを教訓的に教えてくれる。便利な時代に、物を大切にする気持ちを育むきっかけにしてもらえたら」と話している。

また、伊勢根付の職人らによる「妖怪根付展」も合わせて開催。カッパやちょうちん小僧などをモチーフにした根付の作品が並ぶ。

問い合わせは同館=電話0596(43)2003=へ。