豚コレラで対策本部 三重民主、国にワクチン接種要望へ

【豚コレラ対策本部の設立を発表する岡田氏(右)と中川会長=津市栄町2丁目で】

 

三重県内で豚コレラの感染が確認されたことを受け、旧民進党系の地域政党「三重民主連合」は10日、同党の議員らでつくる「豚コレラ対策本部」を立ち上げた。国が消極的な姿勢を示している豚へのワクチン接種を働きかけるなどし、感染拡大の対策強化を目指す。

同党によると、対策本部は12人の議員らで構成。本部長には旧民進党代表の岡田克也衆院議員が就任した。対策本部に所属する議員らは、ワクチン接種を「実施すべき」との考えで一致しているという。

議員らはこの日、渡邉信一郎副知事や担当部署の県職員らを津市内の事務所に招き、対策の現状について報告を受けた。飼育する豚の感染が確認された養豚業者の代表など、生産者からも意見を聞き取った。

この後の記者会見で、岡田氏はワクチン接種について「国で検討を急いでもらいたい。そうでないと、県内外で(豚コレラが)広がりかねない」と指摘。「政治レベルでしっかり働きかけたい」と述べた。

同党の会長を務める中川正春衆院議員も「防疫だけでコントロールすることに限界が来ている。さらに被害が広がりかねない」と述べ、国がワクチンの接種を決断しない現状への懸念を示した。