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【北牟婁郡】三重県議会環境生活農林水産常任委員会(谷川孝栄委員長)は9日、県外から建設残土が運ばれている紀北町内の現場を視察した。
現場は同町長島加田地区の熊野古道・一石峠登り口付近と同町東長島坂ノ谷の2カ所。現場は町職員らが案内した。
町によると、町内には8カ所建設残土が積まれており、うち2カ所は現在も残土が搬入されている。
視察した委員らからは「崩れないように見守っているだけなのか」「崩れたら持ち主にお願いできるのか」などの質問が出た。
町の担当者は「基本的には地権者に対応してもらうが、緊急の場合は町の方で手をつけないといけないことも考えられる」と話した。
谷川委員長は視察後の取材に「すごい量に驚いた。次々に搬入されることが続き、住民の不安がよく分かった」と述べた。「県土砂条例(仮称)」の内容をまとめた中間案については「住民の不安を取り除くことが一番。今後も議論していきたい」と話した。