![PI198090003DESKTOP-0PEPH0Q_BI_JPG_00[1]](https://www.isenp.co.jp/wp-content/uploads/2019/08/PI198090003DESKTOP-0PEPH0Q_BI_JPG_001-2.jpg)
【度会郡】北京オリンピック陸上男子400メートルリレーで銀メダルを獲得した朝原宣治さん(47)の陸上教室が9日、三重県度会郡南伊勢町船越の南勢中学校であった。関西地区や町内の小学生ら55人が参加し、メダリストから速く走るためのこつを教わった。
朝原さんが勤務する、大阪ガス近畿圏部地域活力創造チームが主催の「未来アスリートの食体験合宿」の一環。同チームではスポーツや食を通じた地域活性化などに取り組んでいて、今回は自然豊かな同町で初めて体験合宿を開いた。
大阪ガスが運営し、朝原さんが主宰する陸上クラブ「NOBY T&F CLUB」(兵庫県西宮市)の児童を中心に29人が8日から同町を訪れ、漁業体験や星空観察などを行った。
陸上教室では、同合宿の参加者と町内の児童らが一緒に練習した。準備体操後、朝原さんが速く走るためのこつを伝授。姿勢や腕振り、足の回転を意識しながら走ることを教え、児童らが実践した。全員でリレーも行い、朝原さんも参加した。最後に、一緒に昼食を食べたりゲームをしたりして交流を深めた。
南勢小四年で同町の陸上クラブ「南勢AC」に所属する山川姫奈さん(9つ)は、「朝原さんの説明は分かりやすかった。自分も陸上を頑張ってオリンピックに出たい」と話していた。