井村屋、日本酒事業に参入 伊賀・福井酒造場を子会社化 三重

【津】食品メーカー「井村屋グループ」(三重県津市高茶屋七丁目、中島伸子社長)は6日、取締役会で日本酒製造・販売への参入を決めた。来年秋に販売開始する。同年に多気町に開業する滞在型複合施設「アクアイグニス多気(仮称)」に店舗を開設する。

伊賀市の老舗酒造メーカー「福井酒造場」を年末までに子会社化し、酒造免許を譲り受ける。アクアイグニス多気では「和」と「健康性」をテーマに搾りたての清酒や小豆を使った和菓子を販売する。

福井酒造場は明治33年に創業。代表銘柄「福の聲」を主力商品とし、県内を中心に年間11キロリットルを売り上げる。

井村屋グループ経営戦略部は「福井酒造場さんの知見を生かしつつ、新しい要素を加えていきたい」と述べた。

冬季醸造だけだった福井酒造場の福井寿仁社長は「夏場の醸造に興味があった。井村屋さんの力を借りて、年間を通じた酒造りに挑戦したい」と語った。