紀北町 小学生に平和の大切さ訴え 西村さん、戦争体験語る 三重

【西村さんから体験談を聞く児童ら=紀北町三浦の三浦小学校で】

【北牟婁郡】紀北町立三浦小学校で6日、平和学習会が開かれ、元小学校校長の西村専司さん(84)=同町三浦=が全校児童14人を前に戦時中の体験を語り、平和の大切さを訴えた。

西村さんは12人家族で育ち、配給された米一合とヒジキやカボチャを鍋に入れ、おかゆにして分け合ったこと、国民学校の運動場を畑にして麦を植えた体験などを語った。

昭和20年7月25日、三野瀬駅は空襲を受けた。西村さんは「相賀と長島から来た汽車が駅に止まっていて、グラマンの機銃掃射を受け、11人が亡くなった」と語った。同級生も機関銃の弾が腹部に当たって亡くなったという。

紀伊長島郷土資料室によると、現在の同町三浦周辺である旧三野瀬村で亡くなった戦没者は113人。

西村さんは「人と人との殺し合いは絶対にだめだ。戦争だけは絶対にしたらいかん」と呼び掛けた。

6年谷口結菜さん(11)は「戦争の体験を知り、戦争はしてはいけないと思った」と話した。