県内最低賃金873円に 三重地方審 三重労働局へ27円引き上げ答申

労使代表や有識者でつくる「三重地方最低賃金審議会」は5日、県の最低賃金(時間額)を現行から27円引き上げ、873円に改正するよう三重労働局の下角圭司局長に答申した。引き上げ答申は16年連続で引き上げ額は過去最高。引き上げ率は3・19%で、4年連続の3%台となった。新しい最低賃金は、10月1日から適用される見通し。

厚生労働省の諮問機関「中央最低賃金審議会」の答申で、県の目安引き上げ額が27円とされたことを踏まえ、労働者の生計費や事業者の支払い能力を勘案して決定。同日の会合で委員14人が全会一致で賛成した。

津市島崎町の津第二地方合同庁舎で、安井広伸会長が下角局長に答申書を手渡した。下角局長は「中小企業・小規模事業者への影響に配慮しながら支援策を丁寧に行い、円滑な履行に努めたい」と述べた。

同局によると、6月時点で県内全体の正規・非正規労働者のうち現行の最低賃金846円を下回る労働者は約2・7%、新しい最低賃金873円を下回る労働者は約21・1%と推計されるという。