中山、さらなる記録更新を 陸上100メートル 日本中学歴代2位 三重

【全中に向けて練習に励む中山智貴君=亀山市田村町の中部中で】

亀山市立中部中3年の中山智貴君が、7月29日にスポーツの杜伊勢陸上競技場で開かれた県中学校選抜陸上競技大会男子100メートル決勝で、日本中学記録(10秒56)まで100分の6秒と迫った10秒62で優勝した。日本中学歴代2位の好記録。陸上競技部に入部して練習を始め、競技歴は3年足らず。8月の全国中学校大会出場を決めており、初の全国制覇とさらなる記録更新に期待がかかる。

スタートのうまさと身長164センチの小柄な身体を感じさせないストライドの大きな走りが特徴。陸上部顧問の川西剛志教諭も当初「オーバーストライドにならないか」と心配したほど。初めての10秒台となる10秒78を出した7月23日の県中学通信大会予選は100メートルを49歩で駆け抜けた。

中2のシーズンベスト11秒20を出した昨年10月以降、一時腰を痛めたが、サッカーの長友佑都選手のトレーニング本を参考に毎日自宅で体幹トレーニングに取り組んだ結果、腰の痛みの軽減とともに今年春以降大幅に記録が伸びた。

好敵手の存在も励み。中でも県中学選抜決勝で10秒74で2位につけ、ともに県中学新記録を出した松岡大夢君(緑ケ丘)は「友達でライバル」。陸上を始めた当初、県内同学年で一番速かった松岡君を目標に力をつけてきた。

県中学選抜は予選で10秒87を出した後棄権するつもりだったが、松岡君から「勝負しよう」と誘われ決勝レースに臨んだ。50メートル地点を過ぎても離れない松岡君の気配を感じながら100メートルを全力で走りきることが出来た。好記録の誕生を「大夢のおかげ」と話す。

全中も競い合って上位を目指す。「10秒台を続けて出せたことが自信になっている。三重県の2人で決勝に残ってワンツーフィニッシュしたい。1位は自分」と笑った。