尾鷲の「第十八初丸」 サンマ漁で北海道へ出発 三重

【家族らに見送られながら出港するサンマ棒受け網漁船「第十八初丸」=尾鷲市九鬼町の九鬼漁港で】

【尾鷲】三重県尾鷲市唯一のサンマ棒受け網漁船「第十八初丸」(19トン)が2日、サンマ漁の拠点となる北海道に向け、九鬼漁港を出港した。家族や住民ら約50人が色とりどりの紙テープを手に漁船を見送った。

九鬼漁港からは、漁師歴46年の木村正男船長(62)と、尾鷲、熊野両市の30―50代の乗組員5人が乗船。宮城県で2人を乗せて6日ごろに釧路港に入る予定で、中型漁船のサンマ漁が解禁される10日以降はロシア海域で操業する。

漁船は魚群とともに南下し、各漁港で水揚げしながら11月末ごろに九鬼漁港に戻り、熊野灘で水揚げする。

出港前に船上では漁の安全を祈り神事が執り行われた。漁師らは家族らから「頑張って」と声を掛けられ、握手をして船に乗り込んだ。漁船は警笛を鳴らしながら湾内を3周し、北海道に向けて出発した。

木村船長は「去年はピークの半分くらいだった。年々減っていて厳しいと思うが、たくさん取りたい」と話していた。