尊い犠牲忘れない 県、遺族ら戦没者追悼式 三重

【戦没者追悼式で献花する遺族ら=津市一身田上津部田で】

三重県は2日、本年度の戦没者追悼式を津市一身田上津部田の県総合文化センターで開いた。遺族776人を含む約840人が参列し、県内出身の太平洋戦争などの戦没者ら約5万3千人の冥福を祈った。

全国戦没者追悼式が開かれる8月に合わせ、昭和41年度から毎年実施し、54回目。鈴木英敬知事や県遺族会会長の田村憲久衆院議員、中嶋年規県議会議長らも参列し、献花台に花を供えた。

鈴木知事は式辞で「令和の時代を迎えた今こそ、今日の平和と繁栄が尊い犠牲と戦後のたゆまぬ努力の上に築かれていることを忘れることなく、戦争の悲惨さと平和の尊さを語り継ぐ責務がある」と述べた。

太平洋戦争中にフィリピンのレイテ島で父親を亡くした四日市市の坂下勝さん(78)が遺族を代表し「遺族であることを誇りに思い、内外の厳しい試練に耐え、世界の恒久と平和に貢献する」と追悼の言葉を読み上げた。