4教科で平均以上 全国学テの県内成績 イメージ力に課題 三重

三重県は31日、本年度の全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)の結果を発表した。平均正答率は小中学校合わせた5教科中4教科で全国平均以上となり、調査を開始した平成19年度以降、最も良い成績となった。県教委は「学校や地域、家庭が学力向上の取り組みを積み上げてきた結果」としている。

調査は4月18日、小学6年と中学3年の全員に実施。小学校は国語と算数、中学校は国語と数学、英語。これまで国語と算数・数学には知識を問うA問題と応用力を試すB問題があったが、本年度から一体化。中学校は英語が新たに加わった。

小学校の平均正答率は、国語が64・2%(全国平均63・8%、全国順位23位)、算数が66・7%(同66・6%、12位)で、いずれも全国平均を上回った。中学校は国語が71・7%(同72・8%、32位)、数学が60・3%(同59・8%、15位)、英語が56・0%(同56・0%、13位)。

県教委学力向上推進プロジェクトチームの担当者は国語について「書く力が付いてきた」と説明。算数や数学は「課題だった割合や図形に一定改善がみられた一方、文章を正しく読んでイメージする力が弱い」と指摘した。

 

■頑張りが成果に ― 鈴木英敬知事の話■

調査開始以来、最も良い結果となった。子どもたちの何事にも最後まで取り組もうとする粘り強さや頑張りが成果につながった。各学校で今回の成果と課題を共有し、授業改善の取り組みや指導を定着させ、継続的に学力向上に取り組んでほしい。

■指導きめ細かに ― 廣田恵子教育長の話■

授業改善の取り組みや子ども一人一人の状況に応じたきめ細かな指導を進めてきたことによるものと考える。一方で、文章を正しく読み取り、書かれている内容を理解する力や自分の考えを書くことなどについては改善が図られていない。