歌でつなぐ交流 マルタと伊勢の合唱団 美しい歌声響かせる 三重

【歌声を披露する伊勢少年少女合唱団とマルタのSOPA合唱団=伊勢市黒瀬町のいせトピアで】

【伊勢】地中海に浮かぶ島国、マルタ共和国の「SOPA(ソーパ)合唱団」と三重県伊勢市の伊勢少年少女合唱団が30日、同市黒瀬町のいせトピアで音楽祭を開き、歌声を披露した。海を超えて交流を続ける2つの合唱団の子どもたちが、美しい歌声を響かせた。

両合唱団の交流は、昨年6月にマルタ共和国であった音楽祭で共演したことをきっかけに始まった。伊勢の団員らは音楽祭参加に合わせ、SOPAの団員の家にホームステイし、現地の生活や文化を体験。帰国後はSNSなどを通じて親交を深めた。

伊勢少年少女合唱団代表の広めぐみさん(46)は「次は伊勢で開催を」と、SOPAの指導者らと交流を続け、資金集めに努めて今回の音楽祭を実現。SOPA団員らを招いた。25日に来日し、伊勢の団員の家にホームステイしながら、日本文化を体験。両合唱団で伊勢神宮に歌の奉納も行った。

この日は、夜の音楽祭本番を前に、SOPAの19人と伊勢の団員28人が、鈴木健一市長らに歌を披露。広さんは「マルタと伊勢の音楽祭の実現をうれしく思う。未来を担う子どもたちの仲もさらに深まった」と語り、SOPAの芸術監督ロレイン・アクイリーナさんは「あたたかなもてなしを受け、子どもたちは伊勢での生活を楽しんでいる。友情、交流が続くことを願う」と話した。