6月の三重県内有効求人倍率 13カ月ぶり1.7倍割る

三重労働局が30日に発表した6月の県内有効求人倍率(季節調整値)は、前月を0・02ポイント下回る1・68倍で、高水準を維持したものの13カ月ぶりに1・7倍台を割り込んだ。雇用情勢は「引き続き改善する中、求人が求職を大幅に上回って推移している」と10カ月連続で判断。製造業で新規求人の減少が続いていることから、前月と同様に「一部に弱い動きが見られる」と付け加えた。

有効求人倍率の全国順位は前月から横ばいの13位。有効求人数は前月比0・4%(167人)増の3万8546人、有効求職者数は1・8%(403人)増の2万2923人。新規求人倍率は2・33倍で、前月を0・03ポイント下回った。

新規求人は、製造業が前年同月と比べて25・6%減の1674人で、5カ月連続で前年同月を下回った。宿泊・飲食サービス業(前年同月比16・7%増)や医療・福祉(4・9%増)は好調だった。県内に9カ所ある安定所のうち5カ所で前年同月を上回った。

下角圭司局長は、新規求人の減少が続く製造業について「米中貿易摩擦など海外情勢が不透明なため、求人を控える動きがある」と説明。その一方で、好調な宿泊・飲食サービス業に「ほとんどが伊勢地域の求人で、改元効果が今も続いている」との見方を示した。