草木染とさをり織り融合 高野さんと中川さん 玉城町で2人展 三重

【2人展を開いた高野さん(右)と中川さん=玉城町原のギャラリー葉で】

【度会郡】三重県玉城町原の草木染工房「ギャラリー葉」で、草木染作家の高野葉さんとダウン症のさをり織り作家、中川結治さん(36)=津市大倉=の2人展が開かれている。8月11日まで。7月30、31日、8月7、8日は休み。

小学2年の時にさをり織りと出合った中川さんはその魅力に引かれ、自宅アトリエで地域の人や障害者とさをり織りを始めた。現在は、障がい者サポートセンター「工房ゆう」に通って作品を制作している。

昨年7月、中川さんが三重県民ギャラリーで個展を開催。2カ月後に同ギャラリーで高野さんが陽光桜の草木染展を開いたことをきっかけに、中川さんの母親藤本治子さん(81)と出会い、2人展の開催が決まった。

会場には、中川さんが丹精込めて織り上げた色彩豊かな布のほか、さをり織りのバッグやワンピースなど30点と絵画5点を展示。

高野さんは愛媛県の元教員、故高岡正明さんが平和への願いを込めて開発した陽光桜などで染めた作品15点を並べた。2人のフォトブック(1冊500円)の販売やさをり織り体験もある。

28日には、ギャラリー葉でオープニングセレモニーがあり、関係者や知人ら約20人が出席。「これからもたくさん作品を作ってみんなに笑顔を届けてください」などと激励した。

高野さんは「ゆうちゃん(中川さん)は色の感性がすごく豊か。さをり織りの明るく元気な色に染めの自然の色が融合し、新しい世界が作れたと思う」、藤本さんは「結治の個性がにじみ出た自由な織りを見てもらいたい」と話していた。