JR西日本から加太駅舎無償譲渡 地域活性化拠点に 亀山市

【JR西日本から無償譲渡を受ける加太駅舎=亀山市加太市場で】

【亀山】亀山市はこのほど、JR関西本線加太駅(同市加太市場)の駅舎をJR西日本から本年度末に無償譲渡を受け、市有財産として改修、整備して加太地区の活性化の拠点として活用すると発表した。

昭和11年に建築された同駅舎は、木造平屋建て瓦ぶき延べ床面積102平方メートル
。事務所と待合室を備えているが、現在は無人駅のため、事務所は閉鎖されている。一日の乗降客は平均53人で、うち中学生が最も多く利用している。

関西かんせい鉄道として明治23年に開通した同地区沿線には、レンガ造りの「坊谷隧道」や「市場川橋梁」、「板屋川橋梁・橋脚」など貴重な鉄道遺産がいまなお現存しており、多くの鉄道ファンが訪れている。

同社は今年4月、老朽化した駅舎を撤去し、簡易的な雨風をしのぐ程度の駅舎にすると市に打診していた
。市は、加太地区まちづくり協議会など関係団体と協議し、無償譲渡に同意。鉄道遺産を紹介する展示スペースや同地区の魅力を発信するための駅舎の活用など予算も含め検討するという。