空飛ぶクルマで協定締結へ 三重県と福島県

鈴木英敬三重県知事は25日の定例記者会見で、人を乗せて空中を移動する「空飛ぶクルマ」の実現に向けて福島県と協定を締結すると発表した。実証実験の情報共有や、実用化に必要な体制整備の提言などで協力する。8月2日に東京で両県知事が協定書に署名する。

三重県は空飛ぶクルマを使った新しいサービスを創出するため、実証実験する事業者を誘致している。一方、福島県では試験飛行の拠点となる施設の整備が進む。事業者による空飛ぶクルマの開発から実用化までを両県で支援するため協定を結ぶ。

両県は協定に基づき、実証実験の候補地を仲介。実証実験で得たデータを共有し、フィードバックし合うことで開発を促進する。空飛ぶクルマの実用化に必要な制度や体制の整備を関係機関に共同で提言するほか、シンポジウムの開催などで機運を醸成する。

鈴木知事は「福島県は機体の開発、三重県はサービスの実用化を中心に、うまく役割を分担して連携したい」と説明。「中山間地や離島で人口減少が進み、公共交通機関が十分でない状況の中、人々の生活を支える存在になってほしい」と語った。