豚コレラ いなべで900頭殺処分 県職員と自衛官、作業続く 三重

【殺処分した豚の埋却作業(三重県提供)】

豚コレラの感染が確認された三重県いなべ市内の養豚場では24日、夜通しで豚の殺処分が進められた。25日午後3時までに、延べ約460人の県職員と自衛官が作業に当たり、約900頭を殺処分した。

夏場に防護服を着用して作業せざるを得ないため、県は作業員の熱中症対策を進めている。日中は豚舎での作業を極力避け、養豚場の近くに設けた休憩所にはスポットクーラーを設置している。

一方、豚舎で作業に当たっていた県の男性獣医師が25日午後、体調の悪化を訴え、いなべ市内の病院に救急搬送された。男性は軽症。県畜産課は「熱中症が原因かは、今のところ分からない」としている。

また、陸上自衛隊の岸川公彦中部方面総監と鈴木直栄第10師団長が25日、いなべ市内を訪れ、作業に当たっている第33普通科連隊の自衛官らを激励。鈴木英敬知事、日沖靖市長と面談した。

県は28日までに、養豚場が飼育している4058頭の豚を全て殺処分する方針。豚の埋設や養豚場の消毒を含めた防疫措置を30日までに完了させる予定で、8月27日の終息を目指す。