松阪 解説ノート配布、夏休み研究に 本居宣長記念館で 三重

【本居宣長記念館が作成した「わたしの宣長ノート」】

【松阪】三重県松阪市殿町の本居宣長記念館は夏の特別展「古代のおと―古(いにしえ)を見る、古を聞く―」(9月8日まで)の展示解説書「わたしの宣長ノート」(A4判40ページ)を作成し、来館者に無料配布している。展示解説だけでなく、江戸時代の国学者宣長の人柄や研究ノートを紹介している。

子どもたちの夏休みの自由研究に活用できるように企画した。同館学芸員の井田ももさんが「日本古典は声だ」「宣長の着眼点」などの項目に分けて展示資料を説明している。

また、吉田悦之館長が宣長の本への書き込みや膨大な付箋を取り上げ、「本のノート化も徹底すると新たな著作となる」「読むことを拒絶するノート」などのテーマで解説している。

学芸員の西山杏奈さんは日記などを通して宣長の人物像を紹介。うまくいかなかった16歳の江戸での商人修行や養子先での生活は日記に記されず、「宣長は、悲しくなると日記をほとんど書かなくなる」と指摘している。