税など51万円を着服 元JA職員に有罪判決 津地裁 三重

三重県の伊勢農業協同組合(JA伊勢)の臨時職員として勤務していた際に、南伊勢町から収税業務の委託を受けて収納した現金約51万円を着服したとして、業務上横領の罪に問われた南伊勢町古和浦、介護施設職員三浦和女被告(58)に対し、津地裁(田中伸一裁判官)は22日、懲役1年6月、執行猶予3年(求刑・懲役1年6月)の判決を言い渡した。

田中裁判官は判決理由で、「町の税金等受け取り業務で勤務先への納入の手続きが遅れても直ちに指摘されなかったため、納期限までであれば横領しても発覚しないと考えた。身勝手な動機に酌量の余地はない。少額でなく財産権や委託信任関係の侵害の度合いも大きい」と指摘。一方、知人の協力で被害弁償が済んでいる点や前科前歴がない点などから執行猶予を認めた。

判決によると、三浦被告は30年10月29日―31年2月12日ごろまでの間、10回にわたり当時勤務していた南伊勢町役場南東庁舎内の同組合南島支店で町県民税等として収納した現金計51万400円を自分で使うために着服、横領した。