乗用車が次々と追突 伊勢の多重事故 1人死亡、11人が重軽傷

【追突の衝撃で上下が反転した軽乗用車=伊勢市勢田町で】

【伊勢】20日午前11時ごろ、伊勢市勢田町の片側二車線の県道で、車5台が絡む多重事故が起きた。堺市南区城山台三丁目、会社経営田中幸仁さん(67)の乗用車が軽ワンボックス車など3台に次々と追突。弾みで走行車線に押し出された軽ワンボックス車に軽乗用車が追突し、軽乗用車の後部座席に乗っていた2人のうち同市藤里町、無職神内美智子さん(66)が全身を強く打って、搬送先の市内の病院で死亡した。ほかに11人が骨折などの重軽傷を負った。

伊勢署によると、田中さんの乗用車は初めに前を走る乗用車に追突した後、車線を変えながら走行し、同市桜木町、無職中村武生さん(75)の軽ワンボックス車に追突。最後に歩道に乗り上げ、柵を突き破って川に転落した。いずれの車も伊勢神宮の内宮から外宮方面に向けて走行していた。

亡くなった神内さんが同乗していたのは、同市宇治浦田二丁目、介護職員小々馬研さん(25)の軽乗用車。軽乗用車は中村さんの軽ワンボックス車に追突し、衝撃で車体が裏返って上下逆さまになった。軽乗用車の後部座席にいたもう一人の女性(64)が骨折の重傷という。他の関係者はいずれも軽傷。

同署は田中さんが事故を引き起こしたとして、自動車運転処罰法違反の疑いも視野に、事故原因を調べていく。