桑名 北村けんじ生誕90周年記念 多度の昔の風景写真展示 三重

【来場者と話す伊藤さん(右から3人目)=桑名市多度町多度の多度まちづくり拠点施設で】

【桑名】多度ふるさと塾は19日、三重県桑名市多度町出身の児童文学作家、北村けんじさん(1929―2007年)の生誕90周年を記念した写真展「北村けんじのいた多度」を同町多度の多度まちづくり拠点施設で始めた。明治から昭和にかけての同市多度地区の古い写真やポストカードなど約90点を展示している。21日まで。

地元住民が提供した約300点のうちの一部で、「祭り」「学校」「町・自然・景観」のテーマ別に並べている。「祭り」のコーナーには、昭和初期と41年に撮影された多度大社の上げ神事の写真もある。

教員でもあった北村さんの著書や資料も紹介している。教え子の江上時男さん(71)=同町下野代=が来場し「皆わんぱくで、当時は先生も若く、よくしかられた」と懐かしんでいた。

ふるさと塾の世話人で、同町出身の映画監督の伊藤有紀さん(39)=福岡県八女市=は「おそらくこうした風景を、北村さんも見ていたのではないか。自分も知らなかったかつての多度の風景を多くの人に見てもらえたら」と話していた。