紀北町で初 世古さんが消防功労大臣表彰 町長に受賞報告 三重

【尾上町長(右)に受賞を報告する世古さん=紀北町役場で】

【北牟婁郡】総務省消防庁主催の消防功労者総務大臣表彰を三重県の紀北町で初めて受賞した世古勝典さん(64)=同町相賀=が18日、町役場を訪れ、尾上壽一町長に受賞を報告した。世古さんは「個人的なものではなく、紀北町消防団がもらった賞。団員皆で喜びを分かち合いたい。今後の活動への励みになる」と語った。

同賞は、消防庁長官表彰の功労章受章後、五年以上消防団の活動にあたっている現職の団員が対象。本年度、全国で同賞を受賞したのは五人。

世古さんは昭和58年に海山町消防団に入団。平成20年から紀北町消防団の団長を務め、現在は十代から60代の396人の団員をまとめている。住民の防災意識の向上や団員の資質向上に尽力したことなどが評価された。

世古さんは心に残る活動に、16年に旧海山町を襲った台風21号による水害を挙げ、「各家庭にあったゴムボートで人命救助にあたった」と語った。水害後、町と消防団は協議し、海山地区の消防団の半数以上の車庫にゴムボートを配備した。

尾上町長は「二町が合併してできた消防団をまとめあげた功績は大きい」と感謝の言葉を述べた。