乳児用液体ミルク備蓄へ 県内すべての防災拠点に 三重

【県が備蓄する液体ミルク=三重県庁で】

鈴木英敬三重県知事は18日のぶら下がり会見で、乳児用の液体ミルクを今月下旬から、県内全ての広域防災拠点に備蓄すると発表した。県によると、都道府県が液体ミルクを備蓄するのは三重が初めて。

災害時に水の入手や湯沸かしが難しく、粉ミルクが使えないケースを想定して備蓄。厚生労働省が昨年、液体ミルクの製造と販売を認可し、国内初の製品が発売されたことを受けて備蓄を決めた。

県が備蓄する液体ミルクは、明治が販売している「らくらくミルク」(240ミリリットル)で一本215円。賞味期限は1年間で、常温で保存できる。県は6つの広域防災拠点に計610本を備蓄する。

県は今回の備蓄を、災害時に国から支援物資が届くまでの「セーフティーネット」と位置付ける。国も大規模災害時の支援物資に盛り込んでいるほか、県内の市町でも備蓄を検討しているという。

鈴木知事は4月の知事選で、液体ミルクの備蓄を政策集に盛り込んでいた。会見では「災害時の子育てに対する不安を解消し、子どもたちの成長を守るための備蓄。市町での備蓄が広がることを願う」と述べた。