【参院選みえ】最後の日曜、北へ南へ 2候補が訴え

【演説する吉川氏(右)と芳野氏】

参院選の投開票が1週間後に迫った14日、三重選挙区(改選数一)の候補者は県内各地で有権者に支持を訴えた。自民党の現職で2選を目指す吉川有美氏(45)は西村康稔官房副長官を招いて北勢で街頭演説。野党統一候補で無所属新人の芳野正英氏(44)は、松阪祇園まつりでにぎわう松阪市の市街地を訪れた。

■吉川陣営

吉川氏は午前、四日市市内の街頭2カ所で西村官房副長官とともに演説したほか、商店街で買い物客と握手して回った。午後は菰野町内の広場や交差点で演説し、鈴鹿市内の公民館で個人演説会を開いた。

四日市市安島一丁目の近鉄四日市駅前の演説では「四日市で高校生活を過ごした。ここが地元」と紹介した上で「この四日市が三重県で最も厳しい。ふるさとの皆さんの力をいただきたい」と呼び掛けた。

新名神高速道路や霞4号幹線の開通を取り上げて「北勢の発展のためにインフラ整備を進めてきた」とアピール。「四日市を支える企業やコンビナートの安定的な発展のため、引き続き取り組む」と訴えた。

西村官房副長官は応援演説で、吉川氏を「商工業や中小企業のために身を粉にして働く」と評価。「三重県の未来、日本の未来に思いを込めた一票を、吉川有美に賜りたい」と支持を訴えた。

■芳野陣営

芳野氏は午前10時ごろから、松阪祇園まつりが開かれている松阪市の中心市街地を訪れ、来場者に握手をして回った。午後は伊勢、鳥羽両市の3カ所で街頭演説に立ち、2カ所で個人演説会を開いた。

芳野氏は伊勢市楠部町乙のイオン伊勢店前で臨んだ街頭演説で、安倍政権を「経済効率を最優先して(貧富の)格差を拡大させた。多くの労働者は低賃金の長時間労働で疲弊している」と批判した。

その上で、福祉の現場で働いた経験を踏まえ、介護職員や保育士の所得を改善すると強調。「当たり前の幸せを作ることができる社会にしよう。結婚し、家庭を持てるよう所得を引き上げる」と訴えた。

岡田克也衆院議員は応援演説で「安倍政治の暴走を加速させるのか、ブレーキを踏むのか。有権者一人一人が問われている」とし、芝博一参院議員は「一週間あれば輪は広がる」と支援を呼び掛けた。