情報をサービスで活用を 三重県議会議員勉強会 「ソサエティ5.0と自治体」

【議員勉強会で講演する山本氏=県議会議事堂で】

三重県議会は12日、本年度2回目の議員勉強会を県議会議事堂で開いた。内閣府の上席政策調査員で、スマートシティの構築に取り組んでいる山本和男氏が「ソサエティ5・0と自治体」をテーマに講演した。

山本氏は、ソサエティ5・0について「これまでのように情報を自分で利用するのではなく、サービスとして活用できる時代」と定義。自動運転や遠隔診療、食材を管理する冷蔵庫などを例示した。

その上で、ソサエティ5・0は「経済発展と社会的課題の解決を両立させることができる」と強調。「快適な生活だけでなく、活力も人間に与えてくれる。全ての人が享受できるようにしたい」と語った。

ドローンを活用した農業やバスの顔認証システムなど、全国の自治体が実施している事例も紹介。「三重をよりスマートな自治体にするために、どうしたら良いかを考えよう」と呼び掛けた。

議員からは「日本はビッグデータの収集で遅れているが、どのように取り組んでいくのか」との質問や「貧困家庭にとって最新の技術を活用した設備を購入するのは難しいのでは」との指摘が上がっていた。

山本氏は東工大院の博士課程を修了。放射線医学総合研究所の任期付研究員を経て、三菱電機先端技術総合研究所で加速器やサーボモータなどを開発。現在は内閣府でスマートシティの構築に取り組んでいる。