熊野川流域、代替道路確保を 紀宝町長、対談で知事に訴え 三重

【タブレットを操作する鈴木知事(手前)=紀宝町鵜殿の町防災拠点施設で】

【南牟婁郡】鈴木英敬三重県知事と西田健紀宝町長の「一対一対談」が10日、同町鵜殿の町防災拠点施設であり、防災対策や熊野川の濁水対策など4項目について意見交換した。

熊野川流域に位置する浅里、瀬原、北桧杖地区は県道が一本しかなく、水害や土砂災害で道路が寸断した場合、集落が孤立し、緊急輸送道路が確保できなくなることが懸念されている。西田町長は「熊野川中流域の橋を新設するなど代替道路の確保や災害に強い県道小船紀宝線の整備をお願いしたい」と訴えた。

鈴木知事は「路面に降った水を早く排水することがのり面崩落や路面陥没などの災害を未然に防ぐ対策として有効になる。現地調査を行い、29年度から側溝の整備をしているので、引き続き進めていきたい」と述べた。

対談後、鈴木知事は同町が今年6月から開始した、地域の防災情報を収集し、システム化した「町タイムライン防災情報共有システム」について町防災対策室の職員から説明を受けた。鈴木知事はタブレットを操作し、「有用なシステムであり、皆が活用できるようにすることが防災意識を向上することにつながる。よりリアルタイムに情報収集できる方法を県としても考えていきたい」と述べた。