ふるさと納税増に向け協定 多気町と昭和女子大 職場体験や返礼品PR 三重

【協定書を示す久保町長(左)と志摩副学長=多気町役場で】

【多気郡】三重県の多気町と昭和女子大学(東京都世田谷区、坂東眞理子総長)は8日、同町役場で包括連携協定を結んだ。学生の役場へのインターンシップ(就業体験)受け入れや、東京・日本橋の三重テラスでのふるさと納税返礼品のPRなどに取り組む。

同町と同大は3年前、国交省主催の地域づくり活動の審査会で関係が生まれた。今年は8月5―9日に1、2年生計6人が役場で職場体験するとともに、ふるさと納税返礼品になっている前川次郎柿や伊勢芋、伊勢茶の生産者を訪ねる。11月15、16日に三重テラスで開く同町感謝祭などで同町特産品をアピールする。

同町のふるさと納税寄付額は3年前が約3千万円、2年前が約5千万円、昨年は約1億2千万円へ増え、目標年間2億円を掲げる。関東圏の申し込みが7―8割を占めている。

調印式で久保行央町長は「三重テラスの活動を学生が応援してくれ、ふるさと納税が大きく伸びた要因になっている」と感謝し、「多気町の産物を首都圏で発信する足掛かりになる。さらに連携を深めていければ」と期待した。

志摩園子副学長は「学生に地方自治体の仕事や地域活性化を学んでほしい。農家との接点が学生の力になる」とあいさつし、「プロジェクト型協働インターンシップとして生産者や町の声を伝え、いかに引きつけるか企画する」と語った。

同町の大学との連携協定は4件目。同大学の地方自治体との協定は今年度3件あり、県内は初めて。