世界遺産登録15周年を祝う 熊野古道センターで開幕イベント 三重

【熊野古道の魅力や地域の活性化について意見を出し合ったパネルディスカッション=尾鷲市向井の県立熊野古道センターで】

【尾鷲】熊野古道の世界遺産登録15周年を迎えた7日、キックオフイベント(県主催)が尾鷲市向井の県立熊野古道センターで開かれ、鈴木英敬知事や熊野古道伊勢路沿線の首長ら関係者が出席した。

午後1時半ごろ、大台町立日進保育園の園児たちによる「とこわかダンス」と、玉城町の玉丸城太鼓保存会による息の合った太鼓の演奏で開幕した。

熊野古道の保全活動などに尽力した企業や団体を表彰する感謝状贈呈式があり、6企業と11団体の代表者に鈴木英敬知事から表彰状が手渡された。

熊野古道に関する写真集を出版している神奈川県出身の写真家山本まりこさんを「熊野古道伊勢路の魅力案内人」として委嘱。熊野古道の魅力を県内外に発信してもらう。

「きいて!わたしの熊野古道」をテーマにしたパネルディスカッションも開催。鈴木知事をコーディネーターに、熊野古道伊勢路保存会「ルーパーの会」代表の大川善士さん、県立尾鷲高校生3年龍麗音さん、外務省の四方明子地方連携推進室長、熊野市国際交流員のフォルミサーノ・バレンティーナさん、山本さんが熊野古道の魅力や地域の活性化について意見を語り合った。

熊野古道が世界遺産に登録される前から古道の草刈りなどに尽力している大川さんは「最近は会に入ってくれる人がいない。維持していくにはどうしたら良いか悩んでいるが、私は元気のある限り活動を続けていきたい」と述べた。

これまで何度も熊野古道を歩いている山本さんは、「一人で道を歩いていると、声を掛けてくれたり飲み物の差し入れをしてくれたりする。本当にたくさんの出会いがあった」と思い出を語り、地域住民の温かさを伝えていきたいと述べた。

龍さんは「地域活性化のためには、地域全体で町の歴史などを知り、町全体で盛り上げることが大事」と話した。