デンマークデザインの名作一堂に 三重県立美術館で企画展

【速水館長(左)から展示の説明を受ける稲垣副知事=津市大谷町で】

デンマークで生まれたデザイン性の高い品々を紹介する企画展「デンマーク・デザイン」が6日、三重県津市大谷町の県立美術館で始まった。世界的に知られる家具の名作など約200点が並ぶ。9月1日まで。

欧州が産業化する中でも職人の技術を守り続けたデンマークはデザイン大国として知られる。とりわけ家具のデザイン性は高く、ハンス・ヴィーイナやアーネ・ヤコブスンら優れたデザイナーを輩出した。

企画展は日本とデンマークの修好150周年を記念して一昨年から巡回が始まり、東京都や長崎県などで開かれている。県立美術館で海外のデザインに焦点を当てた企画展の開催は約20年ぶりという。

会場には、1700年代に製造されたロイヤル・コペンハーゲンの食器をはじめ、ハンスの代表作として知られる「Yチェア」やポウル・ヘニングスンのペンダントランプといった家具の名作が並ぶ。

世界の子どもに愛されるブロック玩具「レゴ」や、デザイン性と音質を兼ね備えた高級オーディオ「バング&オルフセン」などデンマーク発祥の製品も展示。デンマークの椅子に座れるコーナーもある。

この日、稲垣清文副知事が同館で速水豊館長から展示の説明を受けた。椅子に座った稲垣副知事は「曲線が素晴らしく、座り心地も良い。木の文化を大切にしている点は、日本との親和性を感じる」と語った。

速水館長は「デンマークのデザインはシンプルで機能的だが、柔らかさや美しさも備えている。生活を大切にする北欧の心や職人の高い技術を、展示を通じて感じ取ってほしい」と話していた。

観覧料は1000円(学生800円、高校生以下無料)。開館時間は午前9時半―午後5時。月曜休館(月曜が祝日の場合は開館し、翌日の火曜が休館)。問い合わせは同館=電話059(227)2100=へ。