参院三重選挙区 公示前、最後の日曜日 2氏、支援求め北勢奔走

参院選が公示される7月4日まで最後の日曜となった30日、三重選挙区(改選数1)の立候補予定者らは大票田の北勢を中心に活動し、有権者に支援を求めた。自民党現職の吉川有美氏(45)は、党女性局長の三原じゅん子参院議員と桑名市で演説。野党統一候補の新人、芳野正英氏(44)は、岡田克也衆院議員(三重3区)と四日市市を巡った。

吉川氏は午後6時半、桑名市中央町三丁目の市民会館で開かれた決起大会に出席した。支持者ら約1100人(主催者発表)を前に「地域のため、日本のために働かせて下さい」と呼び掛けた。

吉川氏は6年前に初当選を果たした当時の北勢について「インフラ整備をはじめとして、一切の予算が付いていなかった。県全体を見ているから分かるが、この地域が遅れていた」と振り返った。

その上で「この地域の人たちは声を上げるのを諦めていたのではないか。私たちがどう動くかで未来を変えていける。この地域でこれから予算を取っていけるのかが、私の運命にかかっている」と訴えた。

一方で「未来を担う子どもたちのためにしっかりと働きたいが、6年たった今でも選挙の厳しさは変わっていない」と説明。「どうか皆様の力で吉川有美に仕事をさせていただきたい」と支持を求めた。

三原氏は、吉川氏が災害時の液体ミルク備蓄を進めた実績をアピール。「今は災害時の備蓄だけでなく、働く母のためにも使われている。これを進めたのも実現させたのも、吉川有美」と紹介した。

芳野氏は午前9時半、四日市市東阿倉川の海蔵地区市民センターで開かれた岡田氏の演説会に出席。約百人の来場者に「全ての国民が未来を奪われることのない政治を実現するため、しっかり頑張る」と訴えた。

芳野氏は県議時代に福祉の課題を中心に取り組んできたことを紹介した上で、県が引きこもり全県調査を実施していないと指摘。「国が動かなければ県は動かない。声なき声を国政に届けたい」と述べた。

その上で「無所属で心細い思いもあるが、私には野党の地方議員や支持者、労組、市民活動の皆さんがいる」と強調。「全力で県中を走り回り、3週間後の日曜には結果が出るよう頑張る」と呼び掛けた。

岡田氏は芳野氏を「ぶれない姿勢で能力も高く、体力もあり、素晴らしい」と評価。「新人なので、なかなか知名度が上がらない。まずは四日市で固め、皆さんから大きな輪を広げてほしい」と求めた。

芳野氏は演説会の来場者を握手で見送った後、岡田氏が別の会場で開いた複数の演説会に出席。午後は鈴鹿市で市民連合鈴鹿のメンバーと対話した後、四日市市に戻って街頭演説や集会に臨んだ。