伊勢 からし原料のカラシナ栽培 明野高と障害者支援施設、マスタード販売へ 三重

【共同栽培したカラシナ種子を手にする明野高生とこいしろの里利用者と美ノ久の平光直文開発部課長(右端)=伊勢市の明野高校で】

【伊勢】三重県伊勢市の県立明野高校の生徒と障害者支援施設「こいしろの里」(松阪市稲木町)の利用者らが、からしの原料となる「カラシナ」の栽培に取り組んだ。共同栽培したカラシナの種子を使ったからしが、9月から同校で限定販売される予定だ。

同校とこいしろの里を運営する社会福祉法人ベテスタ、香辛料製造業「美ノ久(みのきゅう)」(愛知県一宮市)が連携した取り組み。

カラシナはアブラナ科の植物で、種子がからしの原料となる。昨年秋から生産科学科作物部の生徒と施設利用者らが協力し、同校の約30アールの畑で日本固有種のカラシナの栽培を始め、今月に種子約20キロを収穫。今後、その種子を使って美ノ久がからし(粒入りマスタード)を作り、50グラム入り瓶詰めにして製品化する。同社によると、国内で流通するからしのほとんどが、カナダ産の種子を使用していて、国産種子は希少。国産は深い香りが特徴という。

生産科学科3年の阪井裕斗さん(18)は「施設利用者の方と交流をしながら取り組んできた。おいしいからしになって、たくさんの人に食べてもらいたい」と話している。