三重県内5月求人倍率1.70倍 12カ月連続で高水準

三重労働局が28日に発表した5月の県内有効求人倍率(季節調整値)は、前月を0・03ポイント下回る1・70倍で、12カ月連続で1・7倍以上の高水準を保った。雇用情勢は「引き続き改善する中、求人が求職を大幅に上回って推移している」と9カ月連続で判断したものの、製造業で新規求人の減少が続いていることから「一部に弱い動きが見られる」との表現を付け加えた。

有効求人倍率の全国順位は前回から横ばいの13位。有効求人数は前月比0・2%(95人)増の3万8379人、有効求職者数は1・9%(411人)増の2万2520人。新規求人倍率は2・36倍で、前月を0・29ポイント下回った。

新規求人は、製造業が前年同月比13・0%減の1477人で、4カ月連続で前年同月を下回った。卸売・小売業(前年同月比24・5%増)や宿泊・飲食サービス業(8・0%増)は好調だった。県内に9カ所ある安定所のうち6カ所で前年同月を上回った。

下角圭司局長は製造業で新規求人の減少が続いていることについて「製造業で生産が落ち着き、生産減が求人にも反映された」と説明。その一方で、有効求人倍率は高止まりしていることなどから「人手不足感は引き続き強い」との見方を示した。