三重県議会 豚コレラ防止強化を 議員有志ら意見書、政府へ

【一般会計補正予算案を賛成多数で可決した6月定例月会議の本会議=県議会議事堂で】

三重県議会6月定例月会議は28日、本会議を再開し、一般会計を231億2300万円増額する6月補正予算案など18議案を可決して、散会した。県内で豚コレラに感染した野生のイノシシが見つかったことを受け、議員らの有志が感染拡大の防止策を強化するよう求める意見書案を提出し、全会一致で可決。安倍晋三首相や衆参両院議長に提出する。

県総合博物館の開館時間を短縮する条例改正案など10議案を全会一致で可決。一般会計補正予算案などの8議案は、山本里香議員(共産党、2期、四日市市選出)だけが反対し、賛成多数で可決した。

山本議員は反対討論で、補正予算に盛り込まれたリニア中央新幹線の関連費を問題視。「リニアの無謀な計画には反対。RDFなど夢のプランで手痛い目に遭った教訓は生かされないのか」と述べた。

豚コレラ対策強化の意見書は、14人の議員が連名で提出。感染した野生イノシシが見つかったことを受けて「感染拡大防止の対策が講じられているが、より効果的に対策を推進する必要がある」と指摘した。

その上で、感染拡大防止策を実施している自治体への支援拡充と、被害を受けた養豚農家に対する経営支援を要請。飼養される豚に対するワクチンの使用を視野に入れた対策の検討も求めている。

このほか、県議会の選挙区や議員定数について調査する第三者機関を設置することも全会一致で決めた。選挙制度などに詳しい8人以内の外部有識者らで構成する予定。中嶋年規議長が指名する。