教え子宿泊させ添い寝 農業大学校主幹を停職 三重県が2人懲戒処分

【懲戒処分を発表し、頭を下げる担当者ら=三重県庁で】

未成年の教え子を自宅に宿泊させて添い寝をしたとして、三重県は26日、農業大学校(松阪市)の准教授だった男性主幹(54)を停職5月の懲戒処分とした。また、北勢福祉事務所(四日市市)勤務時代に生活保護に関する事務処理を怠った男性主幹(55)を減給10分の1(6月)の懲戒処分とし、課長補佐級から主査級に降任させた。

県によると、農業大学校の男性主幹は平成29年7月27日夜、津市内の居酒屋で開いた懇親会で、飲酒をしていた教え子の女子学生=当時(18)=に注意や指導をせず、看過していた。

さらに懇親会の後、この学生を寮に帰らせず、男性主幹の自宅に招いて宿泊させた。また、同年5月から7月中にも複数回、この学生を自宅に宿泊させて添い寝をするなどの行為をしたとされる。

今年3月、県に「農業大学校の職員が学生に性的な行為をしている。未成年の学生に飲酒もさせていた」とする匿名の電子メールが届いて発覚。男性主幹は県の聞き取りに対し、一連の行為を認めた。

男性主幹は県の聞き取りに「この学生から相談を受けていた。(懇親会後も)しゃべりたそうだったので自宅に招いた」と説明。「ご迷惑をお掛けし、申し訳ない」と話し、退職の意向を示しているという。

懇親会には男性主幹以外にも2人の職員が同席し、同じく女子学生の飲酒を看過していた。県は26日、この2人に対しても注意処分とした。3人とも「酒を勧めるようなことはしていない」(人事課)という。

北勢福祉事務所で勤務していた男性主幹は、平成28年度から生活保護に関する事務処理を怠り、医療機関から催促を受けた生活保護受給者のおむつ代について、一部を私費で支払っていた。