裸男ら勇壮に「竹取神事」 志摩・伊雑宮で「御田植祭」 三重

【泥だらけになって忌竹を奪い合う裸男ら=志摩市磯部町上之郷の伊雑宮で】

【志摩】三重県志摩市磯部町上之郷の伊勢神宮内宮別宮「伊雑宮(いざわのみや)」の御料田で24日、国指定の重要無形民俗文化財(指定名・磯部の御神田)で、五穀豊穣と豊漁を祈願する「御田植祭(おたうえまつり)」があった。

平安末期か鎌倉初期に始まったと伝わり、千葉の香取神宮、大阪の住吉大社とともに日本三大御田植祭の一つに数えられている。昔から「磯部九郷」と呼ばれていた地元の9地区が持ち回りで奉仕を行い、今年は穴川地区が担当した。

この日は大勢の見物人が訪れ、神事の様子を見守った。田植えに先立ち「竹取神事」があり、裸男38人が大きなうちわの付いた忌竹(いみだけ)を泥だらけになりながら奪い合った。

御田植神事では、白い着物に赤いたすきがけをした早乙女と、はっぴ姿の田道人(たちど)らが横一列に並び、太鼓や笛などの奏でる田楽と謡に合わせて、古式ゆかしく苗を植えた。