高齢者の運転点検 鈴鹿サーキットと三重県警が初セミナー

【専用コース上で一時停止などを確認する高齢者=鈴鹿市の鈴鹿サーキットで】

高齢者による交通事故が全国的に問題となる中、三重県警は24日、鈴鹿市稲生町の鈴鹿サーキット交通教育センターで「緊急!高齢運転者ブレーキ体験セミナー」と題して高齢者を対象とした体験イベントを初開催し、65歳以上の男女18人が自身の日ごろの運転習慣などを確認した。

高齢ドライバーに自身の運転習慣を客観的に確認してもらうことで、今後の安全運転につなげてもらおうと同センターと共同で初めて実施。鈴鹿市内の老人クラブ会員など81―68歳の男女18人が参加し、同センターが運用する運転評価システムを使い、自己評価と機械を使った客観評価との違いを確認した。

参加者らは2人1組となり、用意された車で1周約700メートルのコースを走行。「安全確認はできている」「一時停止では確実に停止している」「歩行者保護には十分配慮している」など10項目について4段階評価で自己採点した後、機械で測定した客観評価との違いを確認した。

参加した同市岸岡町の無職吉原清行さん(79)は「安全確認はできている」など2項目で自己評価との差があったといい、「普段意識していなかったところに気付くことができて良かった。これまで気をつけていた部分を含めて注意していきたい」と話していた。

県警交通企画課によると、23日現在で県内の事故死者数32人のうち、高齢者は16人と約半数。また昨年発生した高齢ドライバーによる人身事故は968件で、うちアクセルとブレーキを踏み間違えた事故は13件だった。
【専用コース上で一時停止などを確認する高齢者=鈴鹿市の鈴鹿サーキットで】