尾鷲 自然生かした遊び場作り 宮之上小「山育・木育」講習始まる 三重

【木の太さをメジャーで測る子どもら=尾鷲市の市有林で】

【尾鷲】三重県尾鷲市の八鬼山登り口近くの市有林で20日、市特産のヒノキや自然環境について学ぶプロジェクト「僕らのあそび場づくり~山育・木育・おわせ行く~」の1回目が開かれ、市立宮之上小学校3年生14人が参加した。

プロジェクトは、同市の自然環境を生かした森林体験プログラムの一環で、本年度は同校が5回にわたって木育講習を受けたりロープワークなどに取り組んだりして自然環境を生かした遊び場を創出する。子どもたちに地域の良さについて知ってもらうと市が主催した。

案内役は、自然体感塾「小山ハウス寺子屋」(同市栄町)の森田渉さん(43)が務める。山道の整備などに取り組む「尾鷲藪漕隊」のメンバーや三重大などとも連携して取り組む。子どもたちが使う作業用つなぎと地下足袋は、自然を生かした商品の販売会社「小川耕太郎∞百合子社」(同市賀田町)が寄贈した。

子どもたちはこの日、市職員からスギとヒノキの見分け方や間伐の必要性について説明を受けた。森田さんから片手で頭を触ることで「大丈夫」という意味を示すアウトドアガイドが使う共通サインも学んだ。登り口から約600メートルの標高50メートル地点では、ロープワークで使う木を調べるためにメジャーを使い木の太さを測ったり石を取り除いたりする作業に当たった。

長谷川芽衣美さん(8つ)は「木の太さを測れて楽しかった」と話した。

終了後、同行した三重大の坂本竜彦教授は取材に「尾鷲ヒノキや山について学び、自然の中で思いっきり遊んで生きる力を育んでほしい」と話した。