紀北町 災害・緊急の備え知らせる 町おこしGが普及活動 三重

【ステッカーや防災用品を用意して活動に取り組む井谷さん=紀北町長島で】

【北牟婁郡】三重県紀北町長島の町おこしグループ「手づくり工房・ワーイワイ」代表の井谷三枝子さん(70)が、車にステッカーを付け、車内に防災・救急用品を常備していることを周囲に知らせる「GET READY」の普及に取り組んでいる。

「GET READY」は「準備する」という意味。車内には懐中電灯、マスク、電池、携帯用トイレ、氷砂糖など25種類を常備する。

直径17センチの緑色のステッカーには「お年寄り用の救護用品を載せています」「声をかけてください」などの文字や絵を記載。赤ちゃん用など6種類を用意した。ステッカーは、町の「地域づくり活動支援事業」に申請し、10万円の補助金を受けて作製した。ステッカーは300枚作り、賛同者に無償で提供する。

井谷さんはこれまで東日本大震災などの被災地を訪れ、ボランティア活動に取り組んできた。肩掛け用担架の「かけモック」の開発にも取り組み、かけモックのPRや講演活動に励んでいる。

「GET READY」の活動を始めたきっかけは、かけモックの取り組みに協力してきた津市の一般社団法人「海っ子の森」代表の山下達已さん(50)が最初に始め、取り組みに賛同したため。井谷さん自身も車にステッカーを付けてPRしたり社会福祉協議会、銀行などを訪れ、賛同を呼び掛けたりしている。

井谷さんは「地震はいつどこで起きるか分からないし、自分がどのような立場になるか分からない。互いに助け合い、準備をすることで減災につながる」と話している。

25種類の防災・救急用品は、ワーイワイのメンバーが町内の布団店から寄付してもらった布で手作りしたリュックサックが付いて3千円で販売している。

問い合わせは井谷さん=電話090(6762)3535=へ。